10年先のキャリアを見直す!|薬剤師の自己分析【具体的な選択肢&分析手法2選を紹介】

キャリア

今回は

  • 10年先のキャリアが不透明で不安になってきた
  • 現状よりも昇進した!いい地位に就きたい!
  • 働いてみて思った仕事と違うから見直したい

3つのうち一つでも当てはまる人にぜひ読んでほしい記事です

この記事では、病院、薬局、ドラッグストアでのキャリアの選択肢を示し、

①”Will Can Must”と
②”マンダラチャート”
を用いた自己分析や目標の設定の仕方を紹介していきます
(一部具体例も紹介)

最終的に、

自分の薬剤師としてのキャリアアップのために明日から何ができるか?
ということがわかります

この記事を書いた筆者の紹介です

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記事を書いた人
taku

ブログ歴2年|薬剤師歴3年以上|薬剤師Web計算ツール『yakutaku.com』を運営

自分自身の新卒時代の経験や、転職活動で感じた不安をきっかけに、同じように悩む方の力になりたいと思い『広島県薬剤師転職ブログ』を立ち上げました。

まずは自分がよく知る地元・広島から。

皆さまのキャリア選びや職場探しに少しでも役立てるよう、日々記事を発信しています。

薬剤師としてのキャリアにどんなものがあるの?〜職種別〜

薬局薬剤師のキャリア

薬局薬剤師のキャリアプランには、主に4つの選択肢があります

オススメ度★★★ 薬局の責任者、管理薬剤師を目指す

働いている薬局の管理薬剤師を目指すことです

管理薬剤師は主に、医薬品の管理、従業員の監督、開設許可などの書類の提出などがあります。
店舗の責任者になるため、薬の知識はもちろん、法令の理解や、従業員のマネージメントも必要になります。
薬局ではたらく薬剤師の中では、一番多彩な能力を求められます

ほとんどの薬局では管理薬剤師に手当がつきます。法的に推奨されている勤続年数はありますが、必要な要件はないので、保健薬剤師であれば1年目からでも目指すことが可能です

一つ注意点があり、一つの店舗で必ず働かなければなりません。ただ、他の店舗に応援に行かなくてもいいというのはメリットと言えるでしょう

オススメ度★★★ どこの店舗でも働ける!”ラウンダー”を目指す

ラウンダーというのは、どの店舗にでも応援に行ける人材のことを指します。

通常同じ店舗だと来る患者の処方箋の系統が偏るため、

  • 耳鼻科の門前薬局なので、抗菌薬、抗アレルギー薬には詳しいが、皮膚科領域のことがよくわからない。
  • 腎臓の領域には詳しいが、小児領域には自信がない

という人が多い傾向にあります

ただ、突発的に病欠や産休育休などの影響で、どうしても欠員がある場合は応援が必要です
そのときに重宝されるのが”ラウンダー”です

必要とされるのは、

  • 偏りのない知識
  • 普段と違う環境でも安定して動ける能力
  • どんな人とも話せるコミュニケーション能力

です

同じ店舗で働いて、ルーティンのような仕事になったり、固定された人間関係が苦手な人はこちらの方が合っています

オススメ度★☆☆ 認定薬剤師を目指す

保険薬局の薬剤師として取れる資格は、主に漢方・生薬認定薬剤師、小児薬物療法認定薬剤師などがあります。

その他の認定や専門薬剤師の資格もありますが、症例報告の件数が必要だったり、病院で働いていることが要件にあったりで、なかなか現実的ではありません

そのほかに糖尿病療養指導士など薬剤師に限らない資格もありますが、こちらも要件が厳しいため病院で働く方が主に対象です

番外編:派遣薬剤師として働く

上記3つとは少し経路の違うキャリアとして、「派遣薬剤師」という選択肢があります

派遣薬剤師とは、下記のサイトのようなところで登録することで、企業の派遣スタッフとして働く形態のことを指します。

休みも自分で調節できるし、単価も高めに設定されることが多いです

“ワークライフバランス”としては一番いい選択肢になります。

気になる実際の条件や単価は、外部には公開されていません、、、
まずはユーザー登録から初めて、気になる条件を見てみましょう!

病院薬剤師のキャリア

病院の薬剤師のキャリアの方向性は主に3種類あります分岐はありますが、
ゴールは”薬剤部長”
で同じになることが多いです

オススメ度★★☆ 管理職を目指す

まず目指すべきは、管理職である

  • 主任薬剤師
  • 薬剤部副部長
  • 薬剤部長

を目指すことです。

病院では薬局と異なり、管理職の手当は基本給に含まれることが多いです。
そのため管理職になると、ボーナスも基本給を元に計算するので年収は一気に高くなります。

注意点としては、ポストは限られた枠なので、上が詰まるといつまでも上がれません。
大事なのは常に準備をして

オススメ度★★★ 資格取得を目指す

病院薬剤師の場合は取れる資格の選択肢が多いです。

主に以下の18個の資格が挙げられます。

医療薬学専門薬剤師緩和薬物療法認定薬剤師
がん専門薬剤師腎臓病薬物療法認定薬剤師
薬物療法専門薬剤師NST専門療法士
がん薬物療法認定薬剤師糖尿病療法指導士
感染制御認定薬剤師外来がん治療認定薬剤師
精神科薬物療法認定薬剤師在宅療養支援認定薬剤師
妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師老年薬学認定薬剤師
HIV感染症薬物療法認定薬剤師公認スポーツファーマシスト
研修認定薬剤師漢方薬・生薬認定薬剤師

働きながらの勉強はなかなかハードで、落ちた時のメンタルの落ち込みなどのデメリットもあります。

リスクに見合った利益を得るために、自分の病院で評価されやすい資格を選ぶのをお勧めします

例えば、自分のいる病院に精神科がないのに精神科薬物療法認定薬剤師の資格を取っても使える場所、状況はかなり限定的です。

お金も時間もかけるので、まずは取りやすく、評価されやすいものを選びましょう!

スポーツファーマシストの場合実務経験の要件がなく、薬剤師免許があればすぐ取れるので、新卒の薬剤師におすすめの資格になります!

オススメ度★☆☆ 博士号の取得

最後は博士号の取得です。

大学病院は多くの場合、部長になるのにあたり博士号が必須の経歴になります。

博士号の取得ができた場合、病院で働く以外にも大学の教員としてのキャリアの選択肢もひらけます。

博士号の取得には大学院に行く必要があり、そこで2年の研究を経て修士となり、その後さらに2年をかけて研究をする必要があります。

合計4年行けば修士になれる、博士が取れる、
わけではありません

論文を提出し、博士論文審査と最終試験に合格する必要があるので、働きながらの場合かなりハードルは高いです。
大学院の費用も、補助が多いとはいえそれなりに手出しがあるので、オススメ度はかなり低めです。

ドラッグストア薬剤師のキャリア

ドラッグストアの場合は、専門的な業務に限らず、リクルーターとしての人材採用や育成、売場づくりや数値管理を含めた店舗マネジメントにも携わります。
店舗全体の売上や運営を意識しながら、働く必要があるので、上記2種と少し違ったキャリアプランがあります。

オススメ度★★★ 管理薬剤師を目指す

ドラッグストアにおいても、管理薬剤師を目指すのをオススメしています。
理由は、管理薬剤師の経験があると転職の際に条件がよくなりやすいからです。

そのほかにも会社の規模が大きいため、店舗の移動や応援が多くなりがちなドラッグストアにおいては、法的に店舗から動けないというのは大きなメリットになるからです。

オススメ度★☆☆ エリアマネージャーを目指す

次に紹介するのはエリアマネージャーです。1つの店舗に所属せず、担当エリア内の複数の店舗の売上や労働者のシフトを調整する仕事です。

管理薬剤師とは違い、複数の店舗を管理するので管理薬剤師よりも仕事量が増え、任される仕事の質も高くなってきます。

管理職としての経験ができるので、管理薬剤師以上の経験値が得られます。

★☆☆と評価が低くなった要因は、人材不足のエリアだと調整のしようがなく、自分が働き詰めになる傾向があります。
そして監視役のような役回りになるので、従業員と少し心の距離ができてしまうのが難点です。
基本的に忙しいので、バリバリ働くのが得意人は適正があります

オススメ度★☆☆ リクルーター、教育担当を目指す

次に紹介するのは企業説明会などで説明を担当するリクルーターや、教育担当職です

人材の確保や育成を担う部門になるので、薬剤師としての業務を一通りやり尽くして、別のベクトルで頑張りたいという人向けです。

薬剤師だからこその視点から就職を支援したり、社内教育に携わるので重宝される存在になることができます。

★☆☆と評価が低くなった要因は2つあります。

①臨床の経験が溜まりにくいこと、
②ライバルが非医療職出身なので母数が多い
ということです

臨床の仕事から長く離れてしまうと、
もし将来「やっぱり現場に戻りたい」と思ったときに、
経験不足と判断されてしまう可能性があります。

また、リクルーターや教育担当は非医療職出身の人も多く、そもそもライバルの数が非常に多い分野です。
あえて競争の激しい場所に飛び込むのも一つの考え方ですが、今回はそのリスクを考慮し、この評価にしました。

自己分析を2つ紹介

では今自分はどんな立ち位置にいるのか、どんな目標を立てるのかの分析方法について説明していきます。

ぼんやりと「年収800万円に到達したいな〜」ではなく、
段階を踏んで目標を立てていく方法を2つ紹介していきます

“Will” “Can” “Must”で考える

まず一つ目の分析法はWill Can Mustで考える方法です。順番に説明すると

  • Will = やりたいこと
  • Can = できること
  • Must = やるべきこと(求められる役割)

の3要素をまとめていきます

以下は具体例です。

Will(やりたいこと)・患者の疑問にもっと深く応えてあげたい
・代替薬の提案をもっとスピーディーにしたい
Can(できること)・主訴を掘り下げることができる
・腎機能に応じた用量調整ができる
・出荷調整の情報を把握できる
Must(やるべきこと)・調剤過誤なく患者応対をこなせる
・業務時間内に仕事を片付ける
・店舗内の人間関係を良好に保つ

まとめた後はこの3つのつながりを見ていきます。

今回の場合だと、
Willの「代替薬の提案をスピーディー」にという項目が、
Canの「出荷状況の把握」と近いことがわかります。

業務上やるべきMustとして、「業務時間内に仕事を片付ける」
という項目があるとすると1つの道筋が立ちます

例:
出荷調整を把握した段階で、代替薬の候補を考えておく
そうすることで疑義紹介までの時間を減らし業務時間内に仕事を終わらせることができる。

こうしてWillCanMustのつながりを意識することで、次にやるステップが見えてきます。

今回は一つのゴールしか導きませんでしたが、これが複数の要素が出てくれば自ずとやりたい方向が見えてくるはずです!

”大谷翔平も使った!”マンダラチャートを使う

次は花巻東高校時代の大谷翔平も使っていたマンダラチャートによる目標の管理方法です。

マンダラチャートとは9×9マスに1つの大きな目標を設定し、8つの要素に分解
さらにその要素を9つに分類する分析方法です。

以下はマンダラチャートのテンプレートです。気に入ったデザインのものを印刷してみましょう!
書き方を解説していくので実際に書きながら試してみてください

Just a moment...

① まず、真ん中に「最終的な目標」を書く

最初にやることはとてもシンプルです。
3×3のマスの中央に、「自分が最終的に達成したい目標」を書きます。
例)
・月5万円ブログで稼ぐ
・転職せずに副収入を作る
・Webスキルで将来の選択肢を増やす
ここでは大きくてOK。まだ具体的でなくても問題ありません

② 周囲8マスに「目標達成に必要そうな要素」を書き出す
次に、中央の目標を囲む8つのマスに、
「この目標を達成するために必要だと思う要素」を書いていきます。

例)認定薬剤師をとる、新薬の知識、ガイドラインの把握、時間管理、診療報酬の見直しなど

この段階では、正解かどうかは気にしなくてOK
思いつくまま書き出します。

③ その8つを「それぞれ中心」にした3×3マスを作る
ここからがマンダラチャートの本領です。

先ほど書いた8つの要素を、それぞれ中央に置いた新しい3×3のマスを作ります。

つまり、「認定薬剤師をとる」を中心にしたマス、「新薬の知識」を中心にしたマス、「ガイドラインの把握」を中心にしたマス

…というように、合計8個のマンダラを作ります。

④ 周囲に「さらに具体的な行動・要素」を書く
それぞれのマンダラの周囲8マスには、
その要素を達成するために必要な、より具体的なことを書きます。

例:「認定薬剤師をとる」の場合

  • 週末にあるオンライン講義をみる
  • 月末にある認知症の勉強会の登録をする
  • 申請の費用を用意する

ここまで落とせると、

「何をやればいいか分からない」が一気に減ります。

⑤ マンダラチャートの一番のメリットマンダラチャートの良いところは、

目標 → 必要な要素 → 具体的な行動

を一気に可視化できる点です。

自分のキャリアを見直して

どの職種にも共通して、「自分の納得いくキャリアを歩みたい」ということが根底にあります。

そのためには、自分が納得いく選択肢は何か、という自己分析から始める必要があります。
紹介した2つの分析方法で自分の試しやすい方から始めてみてください。

キャリア分析を機に年収を見直してみてみるのもオススメです!

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